エコキュートを長持ちさせるには「水抜き」という定期的なメンテナンスが必要だと聞きました。
しかも年に2,3回必要だとか。
完全にメンテナンスフリーだと思っていました。
家を建てたのが2018年8月。
もう4年経ってる…
4年の間、1度もエコキュートの「水抜き」をしていない。
メンテナンス不足で寿命が短くなり修理代を払うのは嫌だなと思い、エコキュートの「水抜き」初挑戦。
私が経験した三菱エコキュートの「水抜き」について作業中に撮った画像16枚を使ってまとめました。
エコキュートの種類には薄型タイプと薄型タイプ以外があります。操作手順が少し違いますので気をつけてください。
失敗しないためには、
- 最初から最後までをイメージできてから作業する。
- 失敗しそうなポイントを頭に叩き込んでおく。
記事を見ながら作業するのもいいですが、何回か読んで流れをイメージしてから作業してもらった方が失敗しにくくなると思います。
最後に悲惨な失敗談も書いてあります。
失敗したくない方はぜひ読んでください。
「水抜き」とは貯湯タンクにたまった汚れをとること
「水抜き」はエコキュートの貯湯タンクの下の部分にたまった汚れを、外に排水することです。
ドライバーなどの工具もいらず、簡単そうなので自分でやってみることにしました。
脚部カバーや電源レバーの操作窓についている黒いネジは小さいのでなくす恐れがあります。
箱か何かに保管して作業すると安心です。
ちなみにわたしは砂利の中に落としてなくしかけました…
「水抜き」をする前にエコキュートの電源を切る
水抜きをする前にエコキュートの電源を切ります。
【電源レバーの操作窓】の黒いネジを回して外していきます。
電源レバーを下げて「OFF」にします。
これでエコキュートの電源が切れました。
三菱エコキュートの「水抜き」方法
三菱エコキュートの水抜き方法を写真を使って紹介していきます。
左右にある黒いネジを手で回して外していきます。
外すとこんな感じです。
機械苦手な方だと、ウッときてしまいますよね。
でも作業自体は簡単なので大丈夫。
焦らず、ゆっくり作業しましょう。
白いプラスチックのつまみが『給水配管専用止水栓』です。
脚部カバーを開いたすぐがこの状態です。
『給水配管専用止水栓』が開いている状態になります。
白いプラスチックのつまみを上側に回して横向きの状態へ。
これで『給水配管専用止水栓』を閉じた状態になります。
逃し弁操作窓を開けます。
逃し弁(白いプラスチックの部分)を手前におこします。
画像にも排水栓位置の説明が載っていますが、排水栓を開くときは黒いつまみを下(閉じている状態)から上に回して開きます。
薄型タイプの排水栓は排水栓のつまみの向きが下向きで開いた状態です。気をつけてください。
排水栓を開けるとタンクの下にたまった汚れが出てきます。
以上が貯湯タンクの電源を切ってから、排水栓を開いてタンク内の汚れを流すまでの手順でした。
次にタンク内の汚れを流し終わった後に、エコキュートを使える状態に戻す手順を紹介します。
あと少しです。頑張りましょう。
水抜き後の手順
次は水抜き後の元の状態に戻す手順になります。
戻すときは、給水配管用止水栓と逃し弁の順番が逆になります。
単純に排水栓を開けるまでの手順の逆をすると失敗します。
私が間違えたポイントにもなりますので、皆さんは失敗しないように気をつけて作業してください。
失敗すると後がものすごく大変です。
排水栓をあけて1~2分間たったら、排水栓を閉じます。
黒いプラスチックのつまみが、写真のように下を向いた状態にします。
薄型タイプの排水栓は排水栓のつまみが横向きで閉じた状態です。気をつけてください。
閉じていた【給水配管専用止水栓】を下に戻して開きます。
逃し弁が手前に起きている位置から戻して、閉じた状態にします。
逃し弁を閉じたら、逃し弁操作窓を閉じます。
※シャー。と勢いよく水が流れる音がします。音が聞きこえてからレバーを元に戻してくださいね。
脚部カバーを閉じて元の状態に戻します。
黒いネジの閉め忘れに注意。
電源レバーを上げて、「ON」にします。
その後、操作窓をしめて終了です。
黒いネジの閉め忘れに注意。
以上がエコキュートの貯湯タンク「水抜き」の手順です。
最後に水やお湯が出るか確認する
水抜きの作業が終わったら、最後に必ず水やお湯がでるか確認してください。
水はでるけど、お湯はでないってこともあります。
- キッチンの水、お湯
- 洗面台の水、お湯
- お風呂が湯はりできるかどうか
このぐらいは水抜きしてから確認した方がいいかもしれません。
外が暗くなると作業しづらいので、水抜きが終わったら水やお湯が出る箇所を一通り確認するようにしましょう。
【水抜き失敗談①】蛇口から異音、お湯が出なくなった
水抜きが終わった後、意気揚々と娘を保育園に迎えにいったんですが…
突然妻から電話がかかってきました。
【奥さん】
「お湯が出ないんだけど!」
「お湯出そうとするとすごい勢いでブシュッ、ブシュッって蛇口から途切れ途切れに水が出てきてる。」
「蛇口が壊れそうなんだけど!」
どこかでやらかしたらしいです。
そんなことを考えながら保育園に娘を迎えに行き、家に速攻帰宅。
キッチンの蛇口確認すると水はいつも通り。
でもお湯出そうとすると「ブシュッ、ブシュッ」とすごい勢いで途切れ途切れに水が出てくる。
本当に蛇口が壊れてしまいそうな勢いでした。
動画とっといたらよかった。
【水抜き失敗談②】焦ったら操作方法を間違えた。
お湯が出ない原因、異音の原因がわからずもう一度最初から「水抜き」を行うことにしました。
外が暗くて見えにくかったこともあり、ここで僕はやらかしました。
水配管専用止水栓を開けて、排水栓を2分閉じてしまった。
排水栓を閉じた瞬間、プシューっと水がふき出しエコキュート真下のコンクリートが水浸しに。
給水配管専用止水栓をすぐに閉めたら水のふき出しは止まりましたが、下はベタベタ。
その後、もう一度落ち着いてはじめから「水抜き」を手順通り行うと異音がしなくなり、お湯もでるようになりました。
焦りは禁物。
まわりが見えづらい夜の作業もダメですね。
エコキュート「水抜き」のまとめ
エコキュートの「水抜き」で私のように失敗しないために、
- 最初から最後までをイメージしてから作業する。
- 排水口から勢いよく水が出たら逃し弁のレバーを戻す。
- 作業後、お湯がでるか確認する。
を気をつけて作業してみてください。
家のエコキュート、今回のことが故障の原因にならないといいけど。
この記事を見ている皆さんは私みたいに失敗しないように、ゆっくり心に余裕をもって作業してくださいね。
そういえば。
お湯がでるようになった。よかった。とホッとした瞬間。
寝室の火災警報器が突然鳴り出してびっくりしました。
エコキュートの件があったので、漏電火災かと一瞬冷っとしましたが誤作動でした。
火災報知器も誤作動があるんですね。
今日は電化製品に振り回された一日になりました。
エコキュート直って本当によかったです。
お風呂に入れるありがたみが改めてわかりました。
この記事が少しでもお役に立てたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント